出産後骨盤矯正

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 『骨盤矯正』は、整体やエステ、体操療法、骨盤ベルトなど、様々な方法で行われていますが、脊柱の力学と神経系のはたらきを考慮しながら骨盤の調整を行うのがカイロプラクティックのやり方です。

 脊柱の土台である骨盤の歪みは脊柱の歪みを引き起こしますが、脊柱の歪みもまた骨盤の歪みの原因になります。脊柱/骨盤は連動して機能していますから、運動連鎖を考慮した脊柱全体の施術は合理的です。

ベルワンカイロでは頚椎から腰椎、全ての脊柱が施術の対象です。



帝王切開で出産された方にもお勧めできます。

 骨盤に大きなストレスが加わるのはやはり分娩時ですが、帝王切開で出産された方にも『骨盤矯正』は必要と考えています。妊娠後期では出産に備えてリラキシンというホルモンが分泌され、骨盤の靭帯を弛緩させるのですが、弛緩して不安定になった骨盤は非常に歪みやすいからです。

 神経系のはたらきに注目するカイロプラクティックの『骨盤矯正』は腰痛や肩こりだけでなく、ホルモンバランスが乱れがちな産後間もないお母さんの不定愁訴対策にも最適です。



症例1.産後1カ月からの腰痛、恥骨の痛み

【臨床的特徴】

 20代女性が腰痛および恥骨の痛みを訴えている。クライアントは1カ月前に子どもを出産している。自然分娩であった。妊娠中は腰痛を感じることはなかった。骨盤ベルトはできるだけするようにはしている。

【介入と結果】

 骨盤の前傾と腰椎前弯の亢進が見られる。胸背部の筋肉は過緊張し、頚椎はややストレートに見える。
施術は骨盤帯を中心に行われた。施術の翌日からは、腰痛は軽減し恥骨の痛みは消失した。肩こりや胸背部痛もずいぶん軽くなった。

【考察】

 腰椎前弯亢進と胸背部の問題は関連して起こりやすい脊柱力学的異常です。施術は骨盤だけでなく脊柱全体に行うことが良い結果につながることがあります。骨盤ベルトも骨盤を整えた上で装着すればより効果的ではないかと思います。

 しばらくの間は、子どもを抱くなどの腰部に負担のかかる動作が続くはずです。悪循環させないためにも、正しい座り方、抱え方、そしてストレッチなどの自己管理を工夫して行うことも必要です。



症例2.産後2週間での恥骨の痛み

【臨床的特徴】

 30代女性が恥骨の痛みを訴えている。2週間前に出産を終えたが、恥骨の痛みが治まらない。歩いていると痛みは生じる。産後は恥骨が出てしまったような感じがする。指で押圧すると痛い。自然分娩であった。骨盤ベルトはするようにしている。
 施術は骨盤帯を中心に行われた。施術後、恥骨の痛みは消失した。恥骨の出っ張りは感じなくなった。

【考察】

 産後間もない骨盤は不安定ですが、低振幅(弱い力)で行われるカイロプラクティックの脊柱/骨盤調整は適応することができます。施術後は、トコちゃんベルトなどで補助するのがよいでしょう。

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