脊椎分離/すべり症

脊椎分離/すべり症

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 脊椎すべり症は、脊椎分節の下位の椎体に対して上位の椎体が前方にすべるように変位した状態です。関節間部(▲)の骨折や椎間板および椎間関節の変性変化で脊椎分節が不安定になることで起こります。前者では分離すべり症と呼ばれることがあります。

 すべりが強くなり脊椎分節の剪断ストレスが大きくなると、神経を圧迫して腰痛や坐骨神経痛を引き起こすことがあります。


 腰椎の分離・すべり症は、重度のものを除いてはカイロプラクティックの適応症です。施術はすべりを起こしている椎骨に対してではなく、その脊椎分節の剪断力を強めている下位の椎骨、または仙骨に対して行われます。
胸椎の後弯と頚椎の前弯は、腰椎の弯曲と相関関係にありますから、胸椎、頚椎のミスアライメントも修正する必要があります。
脊柱の土台である骨盤のニュートラルポジションが保てるように、股関節の筋肉の柔軟性をストレッチなどで自己管理していくことも大切です。

*分離症やすべり症があっても、それが腰痛の原因になっているとは限りません。一度、レントゲンやMRIなどで分離症/すべり症と診断されてしまうと、腰痛の原因をそれらに求めてしまいますが、腰痛は分離やすべりを起こしていない腰椎のズレや仙腸関節、または筋肉からも起こります。分離症/すべり症があっても痛みなく生活している人、スポーツ選手などは沢山いることがよく知られています。分離症/すべり症と言われた人も、痛みの発生源は他の腰椎や仙腸関節、または筋肉という可能性は十分にあります。一度、お気軽にご相談ください。